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2008年 06月 18日
みなさま
こんにちは。 「朝日新聞」2008年6月18日付朝刊に、インタビュー いただいた内容が以下の通り掲載されています。 イベントだけに終わらない、入浴だけに終わらない 「暮らしのなかにある銭湯の魅力」をこれからも自分たちなりの アプローチでお伝えできればいいな、とおもっています。 「伝えよう銭湯の楽しさ イベント試み、減少歯止め図る」 時代がかった店構え、富士山のペンキ絵に古びた番台……。そんな町の銭湯が年々姿を消している。歯止めになればと、音楽のライブやお笑いイベントを開いて親しみを持ってもらう試みが各地である。庶民の社交場であり、今や文化遺産でもある銭湯の数々。楽しさを伝えようと、ファンも様々な手を打つ。(西正之) ■脱衣所、ステージに一変 「ゆ」と赤く染め抜かれたのれんを背に、ブルース歌手の有山じゅんじさんが登場した。ギターをポロロンと鳴らし、「ゆっくりやろぅ」。 2日、大阪市西成区の浪速温泉。みんな番台で木戸銭を払うと、風呂には入らず、飲み物片手に脱衣所の床に座り込む。有山さん毎年恒例「銭湯ライブ」。ゆるーい空気に、くつろいだ歌声が響く。 「雰囲気が面白いし、歌ってて楽しいんだ。お寺でやるのと同じで、いい音がするしね」と有山さん。1時間半歌い、こう呼びかけた。「来年もやろう。だからみんな、銭湯入りにきて」 店主の今井久司さんは「これはまったくの趣味。なかなか利用者増にはつながらない。ずっと出来ればいいんですが」。正直なところ、経営はかなりシビアなようだ。 業界団体の調べでは、銭湯は68年の約1万7642軒を最高に、08年3月末には4343軒まで減少。東京は昨年8月末に935軒あったが、今月900軒を切った。1週間に1軒の割合で廃業がある。 活を入れようと、近年は音楽やお笑いのイベント、落語会などに使われる。 「銭湯は元来、地域交流や情報交換の場だったんです」と銭湯研究家の町田忍さん。江戸期には2階を休憩所にし、風呂上がりに囲碁や将棋などを楽しめるところもあったという。 東京都世田谷区の塩原湯は創業81年。若おかみ本田結子さんは10年前から企画を催す。毎月の「お笑いライブ」が好評。若手芸人に場所を提供し、ギャラは観客のおひねり。人気劇団「ワハハ本舗」のメンバーも出演したこともある。 営業日にライブを開くと、湯に入って帰る人もいて好循環を生んだ。だが施設の老朽化に加え、この急激な原油高。今月30日に廃業する。15日が最後のライブだった。 先の町田さんは今年、各地の名物銭湯の写真集『銭湯遺産』(戎光祥出版)を出した。「銭湯は人々が培った庶民の文化。守らなければ、気づいた時にはもう無い。企画を楽しむだけでなく、実際に銭湯に入ってほしいよね」 ■「人の営み味わうところ」 銭湯ピンチ。いま、なおさらにファンは燃える。 5月31日、「東京銭湯ナイト」という催しが新宿であった。東西の銭湯マニアが、お薦めの一軒を思い入れたっぷりに語る。150人超が来場し、立ち見も出た。 入り口の、屋根の飾りは「唐破風(からはふ)」。格天井(ごうてんじょう)の吹き抜けがあって……。「宮造り型」と呼ぶ建て方の銭湯を、関東代表が映像付きで細部まで解説すると、場内から「おーっ」と声にならぬ声が。関西側は「この浴槽は地元の御影石。湯にぬれた時の輝きを見てほしい」。 浴場のペンキ絵、下足箱の錠前の違いと、語るネタは尽きない。東西の自慢合戦の様相だが、銭湯への愛情は共有する。「温泉が自然の恵みを享受する場なら、銭湯は人の営みを味わうところ」と関西代表の一人、神戸市の松本康治さん。 女性の視点で銭湯を考えるグループ「湯のたしなみ」は、銭湯で音楽ライブやヨガ体験のイベントを開いてきた。「暮らしに銭湯を。」とうたい、必ず全員で湯船につかる。ミニコミ紙「乙女湯のたしなみ」も作り、風呂上がりに食べたいスイーツなどを紹介する。 主宰する東京都世田谷区の宇佐川雅美さんは「女性を引きつけるには、清潔さ、もてなし、笑顔が必要。スパやエステ、スーパー銭湯と、いろいろある中、銭湯の魅力を私たちなりに伝えたい」と話す。
by yunotashinami
| 2008-06-18 17:46
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