2006年秋、「銭湯」と出会う。
といっていいほど、わたしの生活に銭湯に行く習慣はなく、
湯のたしなみに参加するようになって銭湯の快楽を知った人間である。
もともとお湯の中に沈み、ただようことにいちにちのリラックスと至上の
喜びを詰め込んでいたはずなのに、遅い出会いだったとおもう。
イベント準備を進めながら、開催しながら、たまに行ったりして少しずつ
なじんでゆく。そこにはひとりのバスタイムとは違うよろこびや、どこか
スキッとする爽快さを感じる。
そうして私のリズムで銭湯は日々に溶け込んでゆく。
(nao)