ある日のこと。梅乃湯(福岡市東区筥松)でいつものようにディテールの美しさやグラデーションを愛でていたときのこと。浴室のスピーカーから流れてきたのはナット・キング・コール「L-O-V-E」
L、O、V、E
軽快なメロディに乗せて愛のささやき
あたたかい湯船のまわりをみたす甘い低音、ゆっくりとたちのぼってはふわっと消えてゆく余韻。静かに眼を閉じて、心をゆっくりひらいて、、、いい空間にいて、その空気にふさわしいふるまいをしているかな、とふりかえる瞬間。声高に語られることの多いエチケットやルール、その奥にある大切なことって実は足元にひもとく鍵があるのかもしれない。耳の奥にこだまするLOVE。
(masami)