久しぶりに筆をとったyokoです、こんにちは。
乙女湯のたしなみのブログの中でも紹介してもらいましたが、
5月29日に一日限定のカフェイベント
「Michi-Kusa」を
無事開催することができました。ありがとうございました!
私はこのイベントの中で、オリジナル映像を流しながら
谷川俊太郎のポエトリーリーディングをしたのですが、
それを一つの映像作品として残そうと、
朗読のレコーディングの準備に追われています。
何度も自分の朗読を録音して、変なクセがある部分や
聞き取りづらい部分を一つひとつ丁寧に直し、
映像作品用の演出を加えてもらい、ライブパフォーマンスとは
違う朗読の仕方にチャレンジしています。
生まれてきてから何十年もずっと付き合ってきて、
慣れ親しんできた自分の声ですが、いかに無意識にやりすごして
使ってきたかが目の前に提示されると、ちょっと痛いですね(笑)
声のボリュームも、やわらかさも、湿り気も、間のとり方も、
ちょっと意識するだけで、自分の声がとても愛おしく感じる
瞬間があります。
一人ひとりがもっと自分の声に耳を傾けて、
会社や家や街角で心地よいハーモニーを奏で始めたら、
もっと、もっと、この世の中は美しく豊かになって
いくのではないだろうかと、ふと考えています。
自分の声に耳を澄ませて大事にできたなら、
きっと他の人の声も同じように、大事にできると思うから。
(yoko)
「Michi-Kusa vol.1」 写真提供:フルタヨウスケ(A.N.P.)